潜在意識の理論からいうと、苦境にある時に、その苦境を強く認識することが良い方向へ作用すればいいが、挫折感や恐怖感が先に立てば結果は悲惨なものになります。

そこで潜在意識理論では、

「自分の望む状態を想像せよ。」

ということをよく言います。

ストレス学説で有名なハンス・セリエ博士が言うように、

「悲しくても、うれしそうな顔をしろ。そうすれば自然にうれしくなってくる。」

ということです。

これは、意図的に自分の心を飾ることです。この飾りは潜在意識に良い影響を及ぼす。

「良いことを思えばよいことが起きる。悪いことを思えば悪いことが起きる。」

という法則を援用する限り、わたしたちは良くないときも「良いほうに飾らなければならない」のです。

あなたが何か夢をもっているなら、その夢をあなたの想像でできるだけ飾ることです。

それが細部にわたって細密に飾られれば飾られるほど実現に近くなっていくことでしょう。